第6回 家づくりにかかる諸経費について

 
こんにちは。
アイワークスの稲葉です。
 
「初めての家づくり」で損をしないために必要な知識についてお伝えしていきます。
それでは、今回からは家づくりにかかる全体の費用を細分化してお伝えしていきますね!

まず、第6回でお伝えすることは「諸経費」について詳しく解説します(^^)
 

オレンジ 線.png
 
 
まず、そもそも家づくりにおいて諸経費とは何を指すのか。
簡単に3つに分けることが出来ます。

諸経費とは...
①住宅ローンを借りる時に銀行に支払う経費
②火災保険・地震保険料
③登記費用

上記3つについて、細かく解説していきます。
 
 

①銀行に支払わなければいけない経費
住宅ローン商品によってかかる経費は異なります。
例えば、固定金利選択型の住宅ローンであれば下記費用がかかることが一般的です。

固定金利選択型
・印紙代
・事務手数料
・保証料
 
しかし、フラット35のような固定金利にはまた違う費用がかかります。
 
フラット35
・保証料は不要
・融資手数料
・印紙代
・団体信用生命保険料
・つなぎ融資手数料
・つなぎ融資金利、

同じ固定金利選択型の住宅ローンだったとしても、銀行や借入れする人によって条件が異なります。
フラット35のつなぎ融資にかかる手数料や金利は、土地を自己資金で買うのかそうじゃないのか?によっても異なります。
 

一般的に、これらの経費は、

・固定金利選択型の住宅ローンは安い
・固定の住宅ローンは高い

という特徴があります。
金利に加えこれらの経費まで安いという理由から安易に固定金利選択型ローンを選んでしまう方が多いので、注意が必要です。
 
 
②-1 火災保険

火災保険については、損害保険会社によって違いがあります。
そこで、今回は火災保険を選ぶ上で最低限の知識をお伝えしていきます。

保険適用範囲の選択
・建物のみ
・建物+家財
※『家財』とは、テレビやソファなどを指します。

もちろん、保証範囲によって支払う費用も異なります。
建物+家財になると金額は上がります。

また、火災だけではなく『水災』による被害にも対応可能なプランもあります。

そうなれば費用はもちろん上がってしまうのですが、少し土地が低いなと感じている方だけじゃなく、心配がない地域に住まわれる場合でも、多少費用をかけてでも水災には対応しておくほうが無難かもしれませんね。


また、火災保険の価格は『建物の構造』によっても違ってきます。

木造住宅における耐火・非耐火構造
建物の構造は『耐火(T構造)』と『非耐火(H構造)』の2つに分類されます。

『省令準耐火構造』という構造が木造住宅では耐火構造(T構造)にあたります。
そして、耐火なのか非耐火なのかで、火災保険の価格はなんと60%近くも変わってしまいます。
 
 
< 例 >
火災保険は10年間までは一括払いをすることが可能。

2000万円の建物で耐火と非耐火、
10年分を一括支払いの総額で比較すると下記です。

耐火構造 :約15万円
非耐火構造:約35万円

その差なんと約20万円
しかも10年間のみの話の為、それ以上の差額になります。
 
 
住宅会社でプランをしてもらう際には、その会社の建物の基本構造が、耐火なのか非耐火なのかを確認する必要があります。
また、建物について希望するポイントを叶えると、耐火基準から外れることもあります。
その点も住宅会社に確認しつつプランを練ることが必要です。
 
 
②-2 地震保険
ここでは地震保険に関する5つのポイントをご紹介します。

POINT 1.
どこの保険会社で加入しても条件が同じ

POINT 2.
火災保険に入らなければ、地震保険単体では入れない

POINT 3.
最長で5年なので、5年ごとに更新しなければいけない(1年ごとの更新も可)

POINT 4.
火災保険同様、耐火構造なのか非耐火構造なのかで保険料が60%近く変わってくる

POINT 5.
最大で建物の価格の半分までしか補償してくれない

つまり、もし地震が起こり全壊したとしても、家を2000万円で建てたとしたら1000万円までしか保険はおりません。

地震保険さえかけていれば、地震が起こった時に建替えが出来るわけではありません。
地震保険は、当面の生活資金のための保険だという風に認識していただいていた方がいいでしょう。


③ 登記費用

登記に関しては、もし現金で家を建てる予定ならば、その多くを省略することが出来ます。
しかし、住宅ローンを利用するなら、銀行が住宅ローンの借主様の土地や建物を担保として設定する為、登記費用が必要になってきます。

土地から買って家づくりをするのか、建替えなのか。
目的に応じて、登記の種類は違います。

特に知っておきたい登記は下記6種類です。


①所有権移転登記
土地を買った時に名義を売主から買主に移すための登記
(土地から買って家づくりをする方は必要)

②建物表示登記
新築したときに構造や面積、敷地との関係を示す登記
(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

③建物保存登記
新築した家が自分の持ち物であるということを第三者に示すためする登記
(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

④抵当権設定登記
融資した銀行が土地や家を担保に入れたことを第三者に示すための登記
(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

⑤建物滅失登記
建替えするにあたり、もともと建っていた家を取り壊したことを証明するための登記
(古い家を取り壊して家を建てる方は必要)

⑥土地地目変更登記
畑や田んぼなどの農地であったり、雑種地といった宅地以外の土地を宅地に変更するための登記
(宅地以外の地目の土地の上に家を建てる全ての方に必要)

 
 


いかがでしたか?
諸経費について細かくお伝えしました。

全体予算から、これらの諸経費に加え、家具や家電、地盤改良費用、引越代といったその他諸々の経費を差し引いていただければ、土地や家に掛けられる予算がより明確に出てくることになります。


次回からはいよいよ『土地探し』について詳しくお伝えしていきたいと思います!
お楽しみに♪

第5回 正しい資金計画のやり方

こんにちは。
アイ・ワークスの稲葉です。
 
「初めての家づくり」で損をしないために必要な知識についてお伝えしていきます。

オレンジ 線.png

今回は資金計画のやり方について。

家づくりにおいてもっとも大切なこと
それは、一番最初に資金計画を行うことです。
 
 
土地決め
住宅会社選び
間取りやプラン設計

など家づくりにはやるべき事が盛りだくさん。
 

多くの住宅会社は、土地や間取りが決まり、最後に見積りと同時に資金計画書という手順で提案するのではないでしょうか。

しかし、このタイミングで資金計画を行うのでは意味がありません。
 
 
 
マイホームにおいて資金計画の正しい目的
それは支払い可能な金額の大枠を決めること。

「その家がいくらかかるのか」を知るためではないのです。
 
 
5-1.png
 
 
正しい順序は

①最大借入可能額を調べる
②支払っていける金額(全体予算)を決める
②諸費用を把握する

そして最後に、
土地や建物にそれぞれ、どれくらい予算を振り分けるのか計画を立てる
 
 
大枠を決める事が目的である為、家づくりの最初にしなければ意味がありません。
家づくりは、資金計画から始めることで後悔しないものになります。
 
 
 
資金計画で最初に行う「最大借入可能額を決める」にあたり重要なのは住宅ローン選び
 
 
 


では、住宅ローンについて一緒に考えてみましょう。
 
 
第5回 住宅ローン.png
  
『住宅ローン』で借り入れする金額を決める際、

(1)金利タイプ
(2)返済期間
(3)月々返済額

この3つをもとに決めていきます。

(1)~(3)を元にどうやって住宅ローン商品を選ぶのか。
これから一つずつご説明します。
  
 
(1)金利タイプ
金利タイプは3種類あります。

変動金利
固定金利選択型金利
固定金利

詳しくは前回(第4回)で説明しています。
こちらからご確認ください。
 
 
(2)返済期間

一般的には、返済期間の最長は35年。
※フラット50という返済期間50年まで可能な商品もありますが、ここでは割愛します)

返済期間については自分で自由に決めることが可能です。

返済期間は5年単位でしか決められないという勘違いされている方多いですが、年単位で自由に選ぶことが可能です。

またフラット35について、35年間返済に時間をかけなくてはならない
と思い込んでいる方がけっこういらっしゃいます。
この誤解についても、決してそんなことありませんので、安心していただければと思います。
 
 
(3)月々の返済額

毎月いくらぐらいなら返済可能でしょうか。

1.今の家賃で払っている金額ぐらい?
2.家賃に1万円足したぐらい?
3.家賃に2万円足したぐらい?
4.せっかく一生に一回の家を建てるのだからそれ以上?

この金額については、価値観によるものなので、正解があるわけではありません。
何を基準に決めるかが大切になります。

 
あなたが、現在賃貸アパートやマンションにお住まいなら、

『家賃』+『光熱費(ガス・電気・水道代)』

が、居住費としてかかっていますよね。

 
家を建てるとなると、この『家賃』が『住宅ローン』に変わり、さらに『固定資産税』を支払わなければなりません。

また、家の面積が増える分、もしかしたら光熱費も上がるかもしれません
20年後、30年後の『修繕』に備え、積立ても必要です。

そうなれば、今までよりもお金がかかってしまうということになりますよね。
 
 
その為、最初に『資金計画』をしつつ、併わせて『保険』を見直すことがベストです。

第5回 保険の見直し.png

住宅ローンを借りると、団体信用生命保険と言う生命保険に加入することになります。

そうなれば、ローンを組んだ方に、もしものことが合った場合、住宅ローンがその保険金で相殺されることになります。
 
 
その為保険の内容が重複してしまうところが出てくる可能性が高いのです。

 
家を建てる機会に、一度現在お入りの保険を見直してみることも大切なんですよね。
無駄に保障ばかり増やして、保険にお金をかけ過ぎてしまっている方も決して少なくないのです。
 
 
保険を1〜2万円削ることが出来れば、浮いた分の費用で固定資産税や修繕費用の積立てが可能となります。
保険の見直しもぜひ前向きに考えつつ、返済金額を算出していただければと思います。
 

住宅ローンは、上記の3点について計画を練って選択をすべきです。

最初に逆算された借入金額に、負担出来る自己資金を加算した合計金額が、ベストな全体予算です。
 

では次回からは、その全体予算を細分化していきますね。
まずは土地と家以外にかかる費用の中の、諸経費について詳しくお伝えしたいと思います。

お楽しみに♪

第4回 3つの住宅ローン商品の特徴



こんにちは。
アイ・ワークスの稲葉です(^^)

「初めての家づくり」で知っておくべき知識についてブログを更新したいと思います。

本日は3つ住宅ローンの種類と特徴について。
少し長くなるかもしれませんが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
  
オレンジ 線.png


前回、住宅ローンには大きく分けて下記の3種類があることをお伝えしました。
  
変動金利
固定金利選択型金利
固定金利
 
今回は、それらの特徴についてお伝えしていきたいと思います。
 
 
  
変動金利
 
第4回変動金利.png
 

変動金利の特徴
 
金利が安い 

ただし、貸出金利が市場の動向に左右されてしまう為、将来の金利が不明。
最終的に返済する総額も予想出来ない
   
という懸念点もあります。
 
 
 
変動金利はこんな方におすすめです。
  
✔︎自己資金が多く借入金額が少ない方
✔︎金利が上がりそうになった時、まとまったお金を返済出来るような経済的余力がある人 
 
上記の様な方にはとても有利な住宅ローンです。

 
  
逆に、
 
✔︎自己資金が少なく、借入金額も多い方
✔︎貯金が苦手だという方
  
そういった方にはあまりオススメはしていません。
 
 
変動金利の仕組み
 
変動金利の住宅ローンは半年ごとに金利を見直します。
仮に半年後に金利が上がっても、返済額が連動して上がるというものではありません。
 
返済額自体は5年間変わらず、元金と利息の割合が変わります。

 
例えば...
 
返済額:¥70,000/月 であったとしたら、

金利上昇前
元金:¥45,000/月 +利息:¥25,000/月
 
金利上昇後
元金:¥35,000/月 +利息:¥35,000/月
  
になるといった感じです。
 
 
5年間の月々の返済金額は固定されます。

しかし、金利が上がった場合、
利息の割合が増え元金の減りが遅くなってしまうと言うデメリットがあります。
  
5年後、金利が上昇している場合はどうなるか。
返済額は上がります。
 
 
しかし、現在の支払いの1.25倍以上にはならないという制限はあります。
 
例えば、現在の返済が70,000円だとしたら、
どれだけ金利が上がったとしても87,500円以上の返済額にはなりません。
 
 
急に返済がキツくなることはないものの、
元金が全然減らないという状況を招く可能性があります。

変動金利については、目先の「安さ」だけではなく
「不確定要素があること」を理解しておきましょう。
 
 
 
 
固定金利選択型金利
 
第4回 固定金利選択型.png
 

固定金利選択型金利とは「固定」というワードが入っている為、
固定金利の仲間のように感じますが、実際のところは変動金利の仲間です。
 
  

特徴としては、
    
・3年、5年、10年など、金利の固定期間や金利設定は銀行によって様々
・固定期間が短ければ短いほど金利が安い
・当初固定期間だけは低い金利が設定されている
・銀行によっては、当初の固定期間が終了すると必然的に変動金利に切り替わるものもある 
・変動金利と違って、返済額の上限ルールがない 
 
 
一定期間、返済が変わらない点は安心ですが、固定期間が満了し、
再度同じ住宅ローンを選ぼうとした場合、商品の性質上、貸出金利が上昇します。
 
 
 
固定金利選択型金利を選ぶ場合には、下記の点に注意しましょう。
 
 
✔︎固定期間満了後、どういった金利になるのかを理解する
✔︎一気に返済負担が上がってしまう可能性があること
 
 
  
これらを踏まえて、 

自己資金が多く借入金額が少ない方
着実に貯金をすることができている方
もし金利が上ってしまった時、ある程度まとまったお金を返済出来るような経済的余力がある人
 
でなければ、安易にオススメ出来るものではないんです。
 
 

期間満了時に、借り換えという選択肢を提案する住宅会社もあります。
しかし、これもよく考えるべきです。
 
 
銀行で住宅ローンを組む場合、必ず団体信用生命保険という生命保険に加入します。
もし固定期間満了時において体調面に難が出てしまっている場合、
この保険に加入出来なくなってしまいます。

 
以上が、固定金利選択型金利の特徴です。
 
 
 
 
固定金利
 
 
第4回 固定金利.png

 

固定金利は、その名の通りずっと金利が固定され、一生涯返済額が変わりません。
 
 
固定金利のメリット

・返済額が一生一定で安心。
・ライフプランが立てやすい 
 
 

固定金利のデメリット

・変動金利や固定金利選択型金利に比べ、貸出金利が高い
・住宅ローンを借りるための初期費用も余分にかかってしまうこともある
・金利が高い為、返済額を基準に借入れする金額を決める
→変動や固定金利選択で住宅ローンを組む場合と比べるとマイホーム予算が少なくなる
 
 
 
 
ここで、参考までに固定金利の代表的商品の紹介します。 

住宅金融支援機構が取り扱う『フラット35』。 
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
  
 
フラット35の特徴

・つなぎ融資の手数料と金利という余分な費用がさらにかかる
・金利に団体信用生命保険料が含まれていないタイプもある
→保険料を別途で支払うケース有。
 

 
 
いかがですか?
 
  
3種類の住宅ローンの特徴をお伝えしました。
それぞれがメリットもデメリットも備え持っていることをご理解いただけたと思います。
 
 
これらの特徴を踏まえ、自分に合った住宅ローン選びをすることが『資金計画』では大切です。
  

目先の金利の安さのみで選ぶことは危険です。
住宅ローンは、支払い終わってみるまで、どれが得でどれが損だということが分からないものです。

そのため、損得勘定で選ばず、
ご自身の今の収入や貯金額、今後のライフプランをしっかりと考えて選択していくべきなんです。

 
 
では次回は、今までご紹介した内容を踏まえ、『正しい資金計画のやり方』をお伝えします!
では、また次回の更新をお楽しみに♪

第3回 資金計画に失敗する3つの理由

こんにちは!
アイ・ワークスの稲葉です。
 

今回は、前回お伝えした資金計画に失敗する3つの理由について具体的にお伝えしていきたいと思います。
※前回の記事を読んでいない方はこちらから。

少し長いですが、お付き合いいただければと思います。

オレンジ 線.png
 
 

資金計画に失敗する理由①

土地と建物以外の費用について、事前に計算出来ていない

家づくりを検討する中で"諸費用"という言葉は聞いたことがあるかと思います。
その諸費用の内訳についての詳細はご存知でしょうか。

 
他の住宅会社を回ってこられた方に、
『土地と建物以外に、どういった費用がどのくらいかかるのか知っていますか?』という質問をすると、
 
『大体150万ぐらいですか?』
 
と、不思議なほど同じような答えがいつも返ってきます。

 
 
恐らく、家を買う時に絶対にかかる"登記費用""火災保険""住宅ローン借入のための費用"のことを指すのだと思いますが、果たして土地と家以外にそれらの費用だけを負担すれば、本当に住めるようになるでしょうか?
 

...答えは「NO」です。
 

その家に住むには、土地を買い、家を建ててからも必要なものがあります。
 
 
 
 
 
例えば、

・新居にあわせて購入する家具家電代
 ダイニングテーブル&チェアーのセットや、リビングにおくソファーやローテーブルなどの家具、テレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電・・・
 
・エクステリア代
 新居のお庭もキレイにしたいですよね。

・引越費用

この他にも、購入する土地によっては必要になってくる費用が出てくることもあります。
地盤改良費用は調査してみないとかかるかどうかわかりません。

その為「もし必要になった時」のために、忘れずに予算計上しておくべき経費です。

 
 
 

これらの費用については、大なり小なり個人差はあります。

しかし、ざっと考えただけでも家や土地代以外にも費用が掛かる項目がたくさん有るため、思わぬ出費が重なりやすいんです。

大幅な予算オーバーを招くことを防ぐために家づくりでは、最初に細かい諸費用のことまで計画を練るべきです。


 
オレンジ 線.png
 

資金計画に失敗する理由②

『お金の事を後出しにする建築会社が多く、具体的な金額を把握出来ない』


住宅展示場や見学会に参加し『この家はおいくらですか?』と質問してみると、似たような坪数・大きさの家でも、住宅会社によってその答えに大きな開きがあります。

一体何が普通で正しいのか、何を基準にどう考えればいいのかが、いまいち分からないことがあるかと思います。

 

実を言うと、住宅業界では価格表示の仕方について全く基準がありません
基準がない為、実際より安く見せることが出来るということです。
 

多くの住宅会社は、チラシやホームページなどで、パッと目に入る価格を安く表示します。
 

他の住宅会社よりも価格を安く感じさせるような見積書を作る会社もあります。
その価格だけでは住むどころか建つことも出来ない見積で、諸費用等含まず、単純な「建物金額」のみを提示されるケースです。
 
 

そして、契約した後、もしくは契約の一歩手前になって、別途費用について打ち明けられます。
これでは、予算が狂ってしまうので、後から困ったことになってしまいますよね。

 


また、多くの方の判断基準の一つとなっている坪単価表示を、競合している他社よりも安く見せかけるためのトリックを使う住宅会社もあります。

 


この坪単価トリックとは

✔延床面積と総施工面積の違い
✔尺モジュールとメーターモジュールの違い
✔本体価格と付帯価格とオプション価格

この3つを使って巧みに作られています。
これらについての詳しい説明は、後日お伝えします。
 


注文住宅の費用を安く見せることはそう難しいことじゃなく、多くの住宅会社に見られる傾向です。


住宅会社は、大事なお金の話を後出ししようとしがちです。

 

その為自分でしっかりと知識を付け惑わされないようにすることが大事です。

住宅会社から最初に提示される『入口価格』だけで判断するのではなく、住めるようになる『出口価格』がいくらなのかをしっかりと把握した上で判断するようにしましょう。


契約した後、予想外の出費に悩まされないように。
予算オーバーし、お金の工面に四苦八苦しなくて済むように。

 
表示価格の安さに惑わされないように気を付けていただければと思います。

 
オレンジ 線.png
 

資金計画に失敗する理由③

『資金計画』で失敗する最大の要因『住宅ローン選び』


家づくりにおいて『住宅ローン』は難しい、理解しづらいというイメージがあるかもしれません。

実際、『住宅ローン』は情報量が多い上、聞き慣れない言葉がたくさんあります。
ですが、ポイントさえしっかり押さえれば、決して難しいことではありません。
 

きちんと理解していただくためにも、ゆっくりお伝えしていきたいと思います。



それではまずは質問です。

住宅ローンの種類って一体どれくらいあるでしょうか?
下記の3つの中から選んでください。

1.約50種類
2.約500種類
3.約5000種類

さあ、どれでしょう?


・・・


正解は、3番です!

住宅ローンには約5000種類も種類があります。

その中から自分にピッタリの住宅ローンを1つだけ選ばなくてはいけません。
 

ただ、その全てが全く違う商品なのか?と言うとそういうわけではありません。

実は大きく分けるとたった3種類しかなく、それをそれぞれの金融機関が条件を変えてリリースしているだけです。



その3種類とは
 

"変動金利"

"固定金利選択型金利"

"固定金利"


 
簡単に説明すると、

変動金利
→金利が変動していくもの。

固定金利選択型
→最初の一定期間だけ金利が固定されるもの。

固定金利
→ずっと同じ金利が続いていくもの。


住宅ローン選びというのは、この3種類のうちのどれが自分に最もピッタリ合うかを考えて選ぶだけなんですよね。

住宅ローン選びに必要な知識についてまた次回、お伝えしていきます。
お楽しみに♪

第2回 なぜ、家づくりは『資金計画』から始めるべきなのか

こんにちは!i-WORKSの稲葉です。
 
 
10月がスタートしました。

皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
 
本日も家づくりに役立つ情報を発信していきたいと思います!

オレンジ 線.png
 
 

9月の頭に、家づくりは『資金計画』から始めるべきということをお伝えしました。

※まだ記事をご覧いただいていない方はこちらから※



今回はその理由をお伝えしていきます。

なぜ、家づくりは『資金計画』から始めるべきか。
 
答えは『家を買った後も、ゆとりのある生活をしていただくため』です。
 
 
第2回 ゆとり.png 
 
 

 
『資金計画』を練っていないと家を建て、住宅ローンの支払いが始まった後に、
 
 

・住宅ローンを払うために必死。

・小遣いが減り、遊びや飲み会を我慢

・家族旅行、外食やちょっとしたお出掛けさえも我慢

・子供のモノを買うことだけでいっぱいいっぱい

・子供の進学や老後の為の貯金が全く出来ない

 
 
といった状況を引き起こす可能性がグンと高くなります。

実際、こんな状態に陥っている人が、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 
 
上記の様にならない為に『資金計画』を最初に行う必要があります。



第2回 計画.png

しかし、注意点があります。
 
 
先のことまで考えて『資金計画』を行った、

あるいは住宅会社に『資金計画』をきっちり行ってもらった

 
それにも関わらず、

・住宅ローンの返済額が上がって生活がカツカツ

・支払えなくなり、マイホームを手放さざるを得なくなってしまった

という風に後悔する人が後を絶たないことも知っておくべきです。

 
 

一体それはなぜでしょうか?

第2回 疑問.png 
 
理由は、大きく分けて3つです。
 
 


REASON 01.

土地と建物以外にかかる費用を事前に計算出来てない

 
 
REASON 02.

お金のことを後出しする建築会社が多く、具体的な金額を把握しにくい
 
 
 
REASON 03.

ピッタリの住宅ローンを選ぶことが出来ていない
 
 
 
 
主にこの3点が理由で、多くの人たちが後悔しています。

では、後悔しない為にはどんな事を理解しておくべきか。

次回お伝えしていきます。

 
 

それでは次回もお楽しみに♪

第1回 家を建てると決めたら最初にするべきこと

 
こんにちは!
アイ・ワークスの稲葉です。

先日よりブログを始めて2回目の投稿です。
前回、家づくりにおいて損をしないために知っておくべきことをこれから12回に分けてお伝えしますと宣言しました。

 
本日はいよいよ1回目。
家族会議で「家づくりを始めよう!」
そう決まったら、まず今日のブログを読んでもらえたらと思います^^

 
オレンジ 線.png
 
 
 
実は、約6割の方がマイホームを建てる時に間違った認識で行動してしまっているという現実があります。
 
 

その認識とは・・・

「家づくりを始めるなら、まず土地から!」

という認識で、最初に土地を購入してしまうことです。
 
 

どうして間違っているかというと、土地から購入してしまうと予算オーバーを招きやすくなってしまうからです。
 
 
第1-1.png



 
 
土地探しというのは家づくりにおいて、確かにとても大切なポイントです。
 
しかし、家づくりにおいて最も大切なことは行動する順番を間違えないことなんです。
 
 
 

実際、住宅展示場や完成見学会などに足を運んだとしても、土地が決まっていなければプランなど描いてもらえないケースも有るため「まず土地を買わなければならない!」という誤った認識になってしまうんです。


夜な夜なインターネットで探したり、不動産屋さんに教えてもらった情報を片手に、車を走らせては必死で土地探しをしてしまいます。
 

でも、このようにいきなり土地探しから始めてしまった場合、後から困った状況に陥りやすくなってしまいます。
 
 
 
 

例えば、

✔土地にお金を使い過ぎてしまい、肝心の家にお金をかけることができず妥協ばかり...

✔ローンに負担がのしかかり、建てた後の生活が苦しくなる

✔その土地の上にどんな家が建つかがイメージ出来ないから、なかなか決断出来ず、せっかくのチャンスを逃してしまう

✔住宅ローンの手続きがスムーズに行かず面倒になってしまう

といった状況ですね。
 
 


 

これらの理由を考えただけでも、いきなり土地探しから始めることは本当にオススメできないのです。
 
 
 
 

では、家づくりは一体何から始めるべきなのでしょうか?
 
それはズバリ『資金計画』です。
 
第1-2.png
 
 

それでは次回は、

"なぜ資金計画が大事なのか?"についてお伝えします!
 
 
 
お楽しみに♪

最初に 家づくりで後悔しない為の12の知識

 

こんにちは!
アイ・ワークスの稲葉です。
 

本日より、初めての家づくりで後悔しないために知っておくべきこと全12回に分けてお伝えしていきます。

・今、家づくりを考えている方
・いつかは暮らしやすいマイホームが欲しいなぁと思っている方
・マイホーム、欲しいけどお金のことが不安
 
という方にはきっと役立つ情報になるかと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
 
 

オレンジ 線.png
 
 

あなたにとって初めての経験となる家づくり!
 
 
何かと想いも巡らせつつ...も

・どこに頼んだらいいの?ハウスメーカー?工務店?設計事務所?
・予算はどれくらいが普通?
・住宅ローンの月々の支払いは予算内になるかな?
・頭金ってどれくらい必要?
・土地探しはどうしたらいいの?
 
など、何から何まで戸惑うものだらけだと思います。

 
 

一生に一度の大きな買い物と言われる家づくり。

決して安い買い物ではなく「土地」や「ローン」など普段中々触れない物を、滅多に使わないやり方で購入するので、疑問や不安がたくさんあることは皆様同じかと思います。
 
 
 
 
『悔いのない家づくりをしたい!』
そんな想いを持つ方の為に、少しでも役に立てればと思っています。
 
 

オレンジ 線.png 
 
 
 

家づくりは、夢を膨らませ思い描き、新居での家族の暮らしを想像し「あれをしよう!こんなこともしたい!」と楽しいものですよね!

しかし、その一方で、依頼から竣工まで1年近くを要し、様々な場面で選択や決断を迫られるのも家づくりなのです。
 
 
 
でも、決して難しいことはありません!
楽しい家づくりになるかどうかは、実はあなた次第なんですよね。
家づくりのコツやポイントが分かると、安心して楽しくスムーズに家づくりを進めることが出来るようになります。
 
 

これから12回に渡り、疑問や不安を解消しながら理想の家づくりのために欠かせない

『家づくりにかかるお金のこと』
『後悔しない土地探しのコツ』
『住宅会社選びのポイント』
 
についてじっくりとお伝えしていきたいと思います。
 
 
 
ぜひ目を通していただき、家づくりの疑問や不安を解消し安心して家づくりを楽しんでください^^
皆様の「納得のマイホーム」を応援します!

 
 


次回、「家づくりは何からスタートするべきなのか」についてお伝えします!
お楽しみに♪